絶体絶命

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ずっと「息苦しさ」があって
息を吸っても吸いきれないような
吐いても吐ききれないような感じがしていて
これがふつうなのかな?とくるしかった

体がとてもだるくて
自転車をこぐのもしにそうになるくらい
脈が遅くて血圧が低くて
血圧をあげる薬なんかものんでいた
しんどくて日々めそめそ泣いた
そして全然眠れなかった
つらくて夜な夜なめそめそ泣いた


横浜に来てのんべんだらりとした生活をはじめてしばらくたったころ
あれ?息苦しくない と気づいた

すって ( ゚ ロ゚)

はけるわ (。゚Д゚。)

呼吸が ( ゚ ロ゚)!

楽だわ +。:.゚( 。゚Д゚。).:。+゚

Wao!Wao!Wao! +。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚ 
バルーンアートのプードルになったみたい !
指先までふくらむわ(*´Д`)ノ  とはしゃいだ



お医者に行ってもわからなかったそれらの原因は
絶体絶命の自分を守るための防衛機能だった



以下 本よりお借りしました

『生命の危機に瀕する強いトラウマや慢性的なストレスにさらされたことによって 身体が交感神経の「闘争/逃走反応」とは真逆の 背側迷走神経による「凍りつき/擬死」のシャットダウン状態にあることを意味しています
まず急性の一時的なストレスに対しては闘争/逃走反応を示します
不安やパニックを感じるのはこの段階です
過呼吸のような「早く浅い呼吸」が現れます
しかし命の危機を感じた場合や慢性の長期的なストレスに対しては凍りつきを起こし生命エネルギーが抑圧されます
生命活動が抑制されるため慢性的な息苦しさと関係しています
これは麻痺や解離とも呼ばれます

背側迷走神経がつかさどっている脳領域の島皮質は
身体の内部から発せられる体性感覚をまとめあげ情動や感情を主観的に感じられるようにします
それによって「今ここに存在する」という感覚を作り上げます
しかし慢性的なストレスにさらされると「今ここに存在する」ことが苦痛になります
その環境から逃げ場がなく絶体絶命状態に追い詰められると耐えがたい感覚に圧倒されてしまい
島や帯状回の機能を低下させ感情のスイッチを切り生命エネルギーを抑制することで「ここにいなくなる」ことで防衛しようとします

身体は生命の危機を知っていて凍りついている(息苦しさや疲労感がある)のに 心はそれを知らない(解離する)ことによってあまりに苦しい状況に圧倒されてしまわないように保護されているのです
その結果身体にはさまざまな症状が現れているのに
認知の上では自覚していないという奇妙な「原因不明」の症状が誕生します

……

「自意識過剰じゃないの?」「意識しすぎてる」「神経質すぎる」「気にしすぎ」
まじめで感受性の強い人ほど家族や友達からこんなことを言われた経験がたくさんあるでしょう
自分について思い悩みやすい 恥をかくことへの恐れが強い 人の目を気にして過剰に空気を読みやすい いつも誰がに評価されている 見られていることを意識してしまう

Bianca P Acevedoらによる敏感な人(HSP)の研究によれば こうした人たちは「自己意識」を作り出す脳領域の活動が活発だということが確かめられているからです
意識しすぎるのは単なる気の持ちようではなく
脳の「意識」に関わる領域の活動レベルの高さからくる性質だったのです

さらに興味深いのはHSPの人たちが慢性的なストレスにさらされたときに陥りやすい「解離」と呼ばれる低覚醒状態ではこれらの脳領域の活動が逆に低下するということです
HSPの人たちは「意識しすぎる」傾向を持っています
しかしそれゆえにトラウマに直面すると圧倒されてしまいまったく逆の極端「意識を飛ばす」解離によって対処しがちです
HSPの人たちは生まれたときから敏感でちょっとしたことから強いショックを受けやすいため脳がPTSD気味の過敏な状態に発達していきます
そのため周囲の物事や他人の言葉に対して敏感に反応しやすくなります。
とはいえ当然HSPの人たちも機能不全家庭や学校での辛い体験など慢性的なトラウマ環境に置かれるともともと活発な島や帯状回の活動が反転して解離のシャットダウン状態に陥ってしまうことがあります

この遺伝子多型は欠陥ではなく「感受性」の遺伝子だったのです この遺伝子を持って生まれた子どもは普通の子どもよりも養育環境の影響を良くも悪くも強く受けやすくなります
つまり良い養育環境で育った場合にはより安定した性格になり悪い養育環境にさらされた場合にもより不安定になりやすいつまりD型アタッチメントや過剰同調性を抱えやすいという増幅器のような役割を果たしています
ほかにもセロトニントランスポーター遺伝子の多型などやはり強い感受性をもたらす遺伝子が見つかっており生まれつき ひといちばい敏感な子どもが存在するとされています』


『ポリヴェーガル理論』
『身体はトラウマを記録する』
『身体に閉じ込められたトラウマ』




HSPって最近耳にすることが多くなってきた
わたしは繊細ながら狡猾な子どもだったので
もちまえの腹黒さを発揮して息苦しさは治ったけれど
ひといちばい敏感で繊細で豊かな感受性をもった優しいやさしい子どもたちが
苦しむことなくのびのびと生きてほしい




でも生きるちからって強いな
絶体絶命でも生きのびようとするんだもの
命ってそんなに大切なんだ


糸色体糸色命
いとしきからだいとしきいのち

愛しき体 愛しき命




たすけてくれてありがとう
今夜もすやすや眠れそう(ΘдΘ)..zzZZ