あるお休みの日
朝起きたら ちょっと頭が痛かった
どうしようかなと悩んで悩んで 痛み止めを飲みました

朝10時に ブドウと一緒に薬を一粒飲んで
12時頃 だるさとすいまに襲われて 眠ってしまって
目が覚めたのが夜8時

なんだかとてもだるくって
体はかゆいし  顔が腫れ上がっている
  どうした?  と自分にびっくりして
でも ねこがおなかを空かせていたので がんばってごはんをあげて
それから部屋をそうじして 洗濯して ゴミをまとめて…
こんなことしてる場合じゃないと気づいて

そしてまたすいまがやってきて
目が覚めたら夜11時
顔は変わらず腫れていて  今度は気管支も腫れてるようで
ヒューヒューゼーと呼吸音が苦しそう

これはあれだな
朝飲んだ薬でアレルギーをおこしたんだ
やばいな

パトカーか?  いや きゅうきゅうしゃか?
きゅうきゅうしゃってどっちが先だっけ
急救車?救急車?

すこし混乱気味だったけど
とりあえず 病院行くか  と自転車をこぎだして
迷子になって 家に帰ってきて

そういえばかゆみ止めで 抗ヒスタミン剤をもらったな と思い出し
ガサゴソ探して見つけ出して   
一粒飲んで

もうだるさが限界で そのままねむりに落ちてゆきました
ねむりに落ちながら 死を予感して
 ねこたちが いい人にもらわれますように
と 力をふりしぼって祈りました

そして次の朝 すっきりと目覚めました


気をつけて使わないと
薬も毒になる


言葉もおんなじだ
本来は 人を癒す 心の薬であるはずなのに
毒にもなっちゃうことがあるんだ

その毒を消すのもまた 薬なのだ