ちえちゃん


沖縄に移住して

こんな楽しい時間を過ごせるなんて 思ってもみなかった


俗世を離れて   ひとり ヤンバルの森で 
ひたすら 犬猫の世話をしようと思ってたから





週に何度か 森から 街に出て
動物病院をお手伝いすることになったのだけど

そこのスタッフが なかよしで 大好きでした


森に帰るのがさみしいくらい




こうき(獣医)    のりえ (受付)    ちえ(トリマー)     みく(看護士) 


仕事終わり  たくさん話して たくさん笑った 



 ちえちゃんは国宝級の天然でした



ちえ→ち     こうき→こ      のりえ→の       みく→み 





AM10:00

ち「なんか ちょっと微熱っぽいんです
       脇のリンパも ちょっと腫れてて」


こ「リケッチアっぽいね   病院行ってきたら」


ち「いや  なんか 制汗剤を BAN から エイトフォーに変えたら
       腫れてきたんですよね」


こ「…… へー 」

み「  ……」


ち「ちょっと 病院行ってきます   あ エイトフォー持ってかなきゃ」


こ「やめなさい    そんなわけあるか」

・・・・・・・・・・


み「おかえり   どうだった?」


ち「リ…なんとかってゆうカタカナでした」


こ「先生にエイトフォー見せたの?」


ち「はい   …  なんか困ってました」


こ「だろうね    職場の名前を言ってないだろうね」






PM15:00昼休憩 

ち「自分 本土に行ってみたいんです
        電車乗ってみたいんす (ちえちゃは沖縄生まれの沖縄育ち)」 


こ「あんた大丈夫なの? 
       そんなふやふやしてて電車なんか乗ったら痴漢されまくりだよ」 


ち「大丈夫です!ちえをみくびらないでください!! ちゃんといえます!!」
 

こ「ほぅ 痴漢になんていえるの?言ってみ」 



        (くるっとふりかえって)

ち「『好きな人がいます!!』っていえます!!!」 






PM20:00 仕事中 

み「わたしねー どうぶつがごはん食べてるとこ見るの好きなんだ」 


ち「わかりますー 癒されますよねー(^^)」 


み「ねー(^^)」 


ち「いいですよねー  ライオンがシマウマ食べてるところなんて」 


み「……」 






AM3:00  深夜

の「私ね  最近感動した詩があるの  『君と僕とは平行線 
       交わることはないけれど いつもそばにいるから 時々手を振ってね』」 


お酒もはいり「平行線でいること」を深く語り合っていたとき 


ち「へぇ~(。_。)    ……   ほぉーー(´`)」 


こ「ちえぽんあんたわかってんの?」 


ち「わ… わかってますよ」 


の「いや(-_-)  絶対わかってない」 


ち「わかってますって!」 


み「平行線 書いてみて」 


ち「(。_。)¢」 


こ「どら   みしてみ」 



ちえ作    『平行線』 

     

                                           
    





こ「そっからΣ(*-* ;)! そこからわかってなかったの!?」 


の「今までどんな想いで話をきいてたの (´`)?」 






まだまだたくさんありますが
(ごきぶりぬんちゃくとか ちえ的な地球と月と太陽の位置とか 
 ちえ的な女の落し方とか ちえ企画みくさんサプライズバースデーパーティー
 全然サプライズでなかったとか )



そのちえちゃんの名言は 先生の携帯のメモ機能に
 語録『ちえだもの』 として収録されている




だけど ちえちゃんは トリマーとして プロフェッショナル

どんな犬も たちまちキレイになってしまう!

その技術力と向上心

明るくて優しいまっすぐな心を 

とっても尊敬しています

ゆくゆくは トリミングのお店を構えて

そこに 保健所から保護犬を迎え入れたいんだって

素敵すぎ!!




沖縄で出逢った すべてのひととどうぶつたちに おっきなありがとうを

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