アインシュタイン

保健所から出してきた犬猫をみて
助かってよかった?とたずねてしまう
この世で生きるの大変よ   と

殺すのをイヤだと思うから
この仕事をしているのだけど
死は解放だ  とわたしは思っているので
いつもこの矛盾にオロオロする

生と死の相対性になんだか途方に暮れてしまう
生きてくことを推奨したいわけじゃないんだ
生きて行くのは大変だし
こっちだって世話するの大変だし


ヒトラーは天国に行ったんだって
ほんとは地獄なんてないし
たくさんのたましいを解放したから

善悪の判断もこれまた相対的で
ヒトラーの基準に照らせば 彼は善いことをしたわけで

ナチスでの出来事は ヒトラーがひとりでできたことじゃない
そこに協力した たくさんの人がいて成立したんだ
たとえば 兵士のひとりひとりが戦うとゆうことを選ばなければ
戦争は起こせないんだ

はびこっている意識
殺すとゆう選択
わたしはそれがイヤなのかな

善悪の判断はできないけれど  わたしの基準に照らせば
ひとりじめではなくて  すべてにしあわせが行き渡るとゆう選択を
わたしはしていければいいのに とおもう