配置

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電車に乗るとつかれる
配置を考えてしまうから

もうちょっと詰めれば
この名門校に通う小学生が座れるのに

とか

わたしが あっちの ひとり分空いている席に移って
お隣さんがひとつ詰めれば
別々に座ってる あのカップルが そろって座れる
と思って移動するんだけど お隣さんには伝わらなかったり


目の前に立ってるひとが 
とても疲れていそうだけれど
わたしも あと30分立っているのはつらいから
降りる準備をしてそうな人がいると
みて 席空きそうですよ スタンバイ!て
心の中で声をかけるんだけど
うまくいかなくて

で 居た堪れなくなってつかれちゃうから
結局 立って すみっこにいるんだけど
乗り降りしてくるひとが
平然と肩をぶつけてくることに 泣きそうになって
みんなが怒ってるようにみえて

電車がとてもゆううつで 乗るたびに心が折れそうで


でも 電車は生活必需品だから 発想の転換を試みてるんだ


向かいで 居眠りしてるひとの 似顔絵を描いてみたり
深呼吸に集中して 瞑想の境地に行ってみたり

ただ単純に 理想的な配置を考えてみたり





「 Everything Garden 」





生きとし生けるものはみんな 適切に配置されてるんだって


例えば コップが パリンて割れて
ボンドでくっつけて直しても
破片がひとつ足りないと コップとして使えないでしょ
代わりになる破片はないでしょう

それは地球もおんなじで 誰ひとり欠けたらだめなんだって

ひとりひとりが パズルのピース


みんな なんらかの意図を仕組まれて 地球に配置されている
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