のんべんだらり



「死ぬことを考えて生きるなんて  にんげんてヒマなのね」 と

 むかし かたつむりに言われてから すきあらば猛烈に働いたんだ


でもさらに 死ぬことを考えずにはいられなくなって



もうつらいすべておわらせたい とおもって

電車の前に身を投げ出してすべておわったと思っても

ものすごいはやさで輪廻転生して

また同じような自分と

同じような環境と

同じような色メガネをもってまた生まれて

結局たましいの課題はくりかえすんだ


投げ出した とゆうカルマまで背負って







もし生きてることがつらいなら



なにかしなくちゃ  とか  がんばらなくちゃ とか

いいひとと思われたい  とか   こうあるべき とか



すべてやめて



(それがむずかしいから 投げ出したくなっちゃうんだけど
    それにしがみついた手の指をいっぽんずつはなすんだ)




ただ今生を のんべんだらりと生きてるだけでいい



向上しなくったって  

なにかをなしとげなくったっていい


ただ生きてるだけで ひとは役目をはたしてる




どうか     息抜いて   生き抜いて





お空見なんていいですよ






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