うりずんの里




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沖縄に住んでいた時のお話

ある日さとうきび畑
畑のわきにポツンとあるバス亭でバスを待っていると
乗りたいバスが目の前を通過していきました
(手を上げないと止まらないんですって!)


 本数がとても少ないのに!とあわてふためき
次に来た(3時間後!)行き先の違うバスの運転手さんに
○○行きのバスはいつきますか⁈  と聞いたところ


      「あ~~、、 バスはいつかくる⤴」←おきなわなまり

           
                                            ぷっしゅぅー  ぶぉーーん (発車)




           うっそーん( ゚д゚)


 と はじめて本気の うっそーん がでました


人影も街灯もなく
その日はバス停のベンチで夜を過ごすしかないとはらをくくっていたら

軽トラで通りかかったおじさんが
こんなところでなにしてるの? 迷子ね? ハブがでるよ と声をかけてくれて
うりずんの里まで行くから乗りな と荷台に乗せてくれました

荷台にはかわいいヤギがいて
名前を聞いたら
名前なんてつけねぇよ
汁にすんだから   

しる?と理解できなかったけれど
お孫さんが産まれて これからお祝いするそうで
お孫さんのヤギになるのかな  いい名前をもらってね と
しばしヤギとドライブを楽しみました
星がとってもきれいでした

後に 沖縄のヤギ汁文化について知りました







高校の修学旅行はおきなわで

グラスボートに乗ったとき
あたたかな風と 海と空のどこまでも続く透明な青が
やつれていたわたしの心をなだめてくれました
こんなに心地良い気分はもう忘れるくらいひさしぶりで
時間が止まり すべて忘れて
心に凪がおとずれました

ぽろぽろ泣きながら
おきなわに住みたいなぁ とぽろっと思って

はっとして   
いやいやいやいや(´Д` )
こんなわたしが そんな夢のようなこと  むりむり  と
当時とてもせまい視野をもっていて
自分をまったく信じられなくて
ありえない とそう思いました



だけど 7年後 なぜかおきなわに住んでいる



高校生のわたしは
今のわたしがひとつ夢を叶えたなんて
まさかひゃ 思いもしないかもしれない
(まさかひゃ とはおきなわの方言で まさかの最上級)



      "In the quantum world, the future affects the past."
                 (量子の世界では、未来は過去に影響を与える)

                                           
                                                by     Physical Review Letters




今のわたしを 未来のわたしが見ていて
ぷぷっ(^m^) こわいとかむりとか思ってる
まだ視野が狭いのね と面白がっているかもしれない


やりたい と憧れに思ったことは
もしかしたら未来からのシグナルで
もうその憧れを生きている未来が存在していて
そこからあたたかな風が吹いてきているのかもしれない


                            
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