祈る

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こんなことを言うと
病んでいるとおもわれる
暗くて近寄りたくない
近くにいるだけで気分が悪くなる
なんて思われて
本当に見放されると思って
はきだせなかったけれど


やっぱりつらい
もうつかれたしにたい


ジャッキーチェンとともに闘ったり
トニーに助けてもらったりしたけれど
やっぱりつらい


あたりまえに適応して生きてゆくのが
なんだかとても大変なんだ

がんばろうと思っていて
前向きな言葉で鼓舞している

でももし声に出して
愛してますとか感じのいいことを言ったとしても
心の内側で思っていなかったら
違和感がゆがみとなって
エネルギーの流れは滞る
自分は偽れても宇宙はお見通しだ



変わろうと努力したのか
自力でできることは全部やったのか
ただ怠け者で勇気なしなんじゃないのか

またそうやって
弱音を吐き出せなくなるような
正論で自分を責めてしまう
自分の本当の声の出し方が分からなくなってしまう

弱虫なのはわかっているけれど
そうじゃないのだ

あまりにも素でいられなかったのかもしれない





そのつらさを
ひとりでとじこめてしまわないでほしい
溜めて我慢して気を使っていると魂をものすごく蝕む


死ぬなだとかそんなこと言わないでだとかがんばれだとか
わたしにはとても言えない


今はつらいけど
あなたは絶対に大丈夫だと祈る


自分の感じているなにもかもに
100%耳を傾けてあげる


誰かが感じているなにもかもに
120%耳を傾けてあげる



甘えるな
みんな大変なんだ
気のもちようだ
病んでるヤバいやつだ
とゆう意見もあるかもしれない

恥を捨て素っ裸になるきもちで
助けてくださいと勇気を出せたなら
あなたの真ん中の本当の心と同じ
繊細な優しい心をもつひとがわかってくれる



助けてって
言ってほしいな言えるといいなと思います



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トリケラトプスとみつ豆

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ゆんちゃんとのお別れや
仕事探しやアトピーの再発や前代未聞の腰痛や
夜勤や湿気におみまいされて
ここ数ヵ月わたしはちょっこり弱っていた


毎朝日課の超ラジオ体操がちゃんとできない
もう二度と健やかさを感じることなんてできないんじゃないかと思うほど



夏休みの終わりに 母が横浜に遊びに来た
母はパワフルで小さな怪獣のようなので
わたしと猫たちにとっては襲来だ
明日母が来るから心しておいてね と猫たちに伝えておいた
ひとが来るとよってくるうちの猫たちが
母にだけはよってこない
猫たちにはトリケラトプスに見えるらしい



ちょっこり弱っていたわたしはちょっこり痩せて
母の体重はわたしの体重を越えていた


衝撃だった







昔わたしが学生だったころ
母は働きづめでガリガリだったのに
それはわたしのせいだと
とても心が痛かった
どうしようもなく辛かった







アイスを買ってやろうか
スーパーで野菜を買ってやろうか
ゲーセンでヒヨコを取ってやろうか (←!?) とうるさい

先週は妹のところへ行って
スーパーでいろいろ買ってやったから
あんたにもしたいのだ と




人並みの体型になった母は
今幸せだ とゆう




なんだかわたしも幸せにならなくちゃいけないと思った
いやもう幸せなのだけれど


もっともっともっとしあわせになれるかもしれない
しあわせが暖かさだったとしたら
わたしの感じているしあわせはまだ
雪国のなかで炬燵にあたっているようなものなのかもしれない
まだ南国のような暖かさをしらない

炬燵にあたらなくても
身を縮めなくても
生きてるだけで暖かい

なんだこりゃ  とゆう世界






弱っていて睡眠やごはんがうまくとれていなかったのだけど
トリケラトプスのマシンガントークにおみまいされて
たおれるようにぐーぐーと何時間もお昼寝をした
それから母が持ってきてくれた
お好み焼きとみつ豆をぱくぱくとたらふく食べた


ちょっこり健やかをとりもどした感じがした





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母はみつ豆を食べなかった






きっとわたしがみつ豆を好きだから












.

徒然日記⑱


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1日
ここに自分を連れてきたのは自分




2日
海にゆきたい




3日
あなたの心の反応パターンは
自分で責任を取る年齢に達するずっと以前に
すっかり出来上がっていましたし
本当にはどうすることもできなかった
遺伝的要因や生活環境が絡み合って
今のあなたがある
責任を感じると言うなら
自分の身長や目の色に責任を感じていただきたいくらいです
つまりあなたは 自分の知っている唯一の方法で
生活の中の出来事に反応していただけなのです
自分がなぜそういう反応するのか
その意味を理解し変わりたいと思えば
成長することだって可能なのですから




4日
日々のたのしみがふえたわ




6日
だれにもわかってもらえない辛さがあるのはやっぱり当たり前




7日
時間がお薬




8日
おちゃらけて生きてゆく



9日
犬と猫のおむすびがつくれる型を買っちゃった
ごはんがかわいい
中年のひとりぐらし
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10日
痛みとは抑圧された感情が何らかの形で身体に現れたもの もしくはそういう感情を 体が解放した結果

痛みの役割は 隠されていた感情を表現することではなく その感情が意識に浮上してくるのを防ぐことではないだろうか
本人の注意をその時心で起きていることからそらすために作り出されたということ
心ではなく体に注意を集中させようというのだ
       -Dr.サーノ-






11日
弱き人として生きますか
愛の人として生きますか




12日
お腹に悩みを
胸に悲しみを ためこまないこと
天使が空を飛ぶための秘訣




13日
食パンがうさぎになる型も買っちゃった
中年のひとりぐらし
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14日
Yunaさんのヨガへ
ゆなさんはおうつくしかった



15日
コナン君が踊ってた





16日
つぶの健康診断
満点で健康だった
おデブなのに





17日
今日で夜勤は最後
つらいやめたいとずっとおもっていたのに
お金のためと自分にがまんさせていた
ごめんね
もういらないがまんはやめようね






18日
せっけんシャンプーで
頭と体を一気に洗って一気に流すおっさんのようなお風呂をやめて
ちゃんとトリートメントをする
髪をちゃんとドライヤーで乾かす
それをちゃんと続ける
いい香りのシャンプーを買おう






19日
ひとの死は宿命ではなく
そのひとの人生に対する反応





20日
つぶ10歳
ありがとうありがとうありがとう
もう9歳のつぶに会えないなんてさみしい
日々がとても愛しい





21日
半径3mの幸せを





22日
どうせわかってもらえない とゆう思い込み
あきらめている自分の落ち度
ひととの関係に
もう一歩
深く踏み込んでもいい





23日
ひまがあるなら
猫たちに新鮮なごはんをつくってあげなくちゃ
手抜きするのをやめる





24日
ムーミンはだいたい電話帳くらいの大きさ




25日
ムーミン家族はいたって自然な形で幸せなので
自分たちが幸せだということさえ知らない
彼らは一緒にいて幸せで
互いに自由を与え合う
つまり ひとりでいる自由であり
自分なりの考えを持つ自由であり
分かち合っても良いと思うまでは
その考えを秘密にしておく自由である
     -ムーミンパパ海へ行く-




26日
もっともっともっと幸せになれるかもしれない




27日
時間は未来から過去に向かって流れている
だけど過去に起こったことのせいで
今の自分があると思い込んでいる





28日
丑三つ時
波動が微細になって
あの世とこの世が近くなる





29日
スカートを買っちゃった
フレアとかゆうやつ
しかも花柄だぜ
女装する気分




30日
母襲来
お好み焼きとみつ豆




31日
来年の夏はサーフィンと花火を

Tony the tiger


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コーンフレークのCMのトラ

トニー ザ タイガー


わたしのヒーローだった




「たすけてトニー!」ってさけぶと

「GREAT!」ってさけびながらかけつけてくれる


トニーにたすけられて 大丈夫になった男の子が
コーンフレークまでふるまわれてさらに大丈夫になる





そのCMをみて  うらやましくて涙がでた





つらくてあしもとが崩れそうになったとき

たすけてトニー! と心の中でさけんでみた



トイレにはいっていたり
ベンチプレスをもちあげていたり
コーンフレークをたべていたりするトニーが

ハッ!っと片耳を上げ片眉を上げて
わたしのたすけをキャッチするの
そしてかけつけてくれる

トニーはもうそこの信号まできてるかしら


そんな妄想をしながら
現実をなんとかやり過ごしていた





自分が生きていることが申し訳ない
こんな自分はいないほうがいいんじゃないか
生きているだけで地球を汚し母に迷惑をかけている
消えてしまったほうがいい
なんて感じていたことがあった




ある日 夢の中でトニーが言った



『 毅然としていなさい 』






心のすみっこに
たすけてほしいたまらなくわかってほしい
とゆう想いがはびこっているのに気づいた
わたしは自分のことばっかり考えていたのだ と気づいた
いい子のふりをして傲慢ちきなエゴでいっぱいだった
すべてを外側のせいにして
芯がなくてふにゃふにゃでぺらぺらで生きていた




毅然としていなさい

あなたがこの世界になにを望むかではなくて
世界があなたになにを望んでいるのか
あなたになにができるのか
自分をしっかり保ちなさい




わたしが生きてていいか消えたほうがいいかなんて
わたしが決めていいことじゃないんだ
自然の摂理でここにいるのだから




わたしはいまだにふにゃふにゃでぺらぺらだけれども
毅然としていようとがんばってるよ


ありがとうトニー






Keep your head high, kitten.
Your Greeeeeeeat!

Love ya!
        
          T



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目に見えない子

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『たたかうってことをおぼえないうちは
    あんたには自分の顔はもてません』
             -ちびのミイ-




ニンニは皮肉屋のおばさんから
冷たい仕打ちを受け続けて だんだん青ざめて
他人の目から姿が見えなくなってしまった女の子



ムーミン一家はニンニを優しく迎え入れます
ムーミンママが秘伝のお薬を飲ませたり
冴えない茶色の服を着ていたニンニに
きれいなバラ色のワンピースとリボンを縫ってあげたり
それだけで気分が明るくなる


ニンニを癒したのは
さりげないムーミンママの気配りでした



ムーミンパパがふざけて
ムーミンママを海に落とそうとするのを見たニンニは
パパのしっぽに噛みつきます
怒るという気持ちを取り戻したとき
ニンニはすっかり元の姿に戻ることができました

あんなに優しいママを
恐ろしい海に突き落とすなんて許さない
生まれて初めて心の底から腹を立て
怒りをはっきりと表すことができた
こうして怒りをあらわにし
戦う術を学んだニンニは
ちびのミイの予言どおり
自分の顔を手に入れた


顔がない目に見えないとゆうことは
ひとを惹きつける魅力もない
存在がゆらいであやふやだ


こんなわたしに怒る資格はない
こんなわたしを守る資格はない
そんな扱いをうけて当然

まわりのひとが言うように
守らなくてはいけないほど
わたしは価値のある存在じゃないんだもの


それが本当だと思い込んでいる




これは冒涜
生命への冒涜だ


生命に資格だとか価値だとか
そんなものあてはまらない
それをはるかこえたおおきなおおきなものだもの



自分を守っていい
自分が大切だと思うことを不当に扱うなんてゆるさない
自分の心が違うと思うものには
ふざけるなよ と言えるだけの怒りが必要なのだ


自分をこんなふうにあつかう自分にも
反旗をひるがえす


自分のちからを弱らせていたのは
自分じゃないかばかやろうめ!





怒りは愛だ










(だけどニンニは守られていた
ニンニの中の神様に

目に見えなくなったのは
ニンニがこれ以上傷つかないように
絶体絶命の時の防衛機能
自分の中からいつのまにか発動される


なにがあっても守られる
だからなにがあっても大丈夫)

名無しのななちゃん

記憶にある
父との思い出をふりかえると
みんないいものばかり


家庭はあんなに混沌としていて
怒号が飛び交い
お茶碗も飛び交い
緊張の糸がピンと張っていたのに




ななちゃん とゆう
いつもどこでも一緒にいた
小さな犬のぬいぐるみ
そのななちゃんを失くし (『七』参)
意気消沈していた7才のわたし


ある日いつものように
母とダイエーに買いものへゆくと
食品売り場のわきにある
小さなおもちゃ売り場に
かわいいかわいいふわふわの
犬のぬいぐるみを見つけた

もうひとめぼれで
母とダイエーにゆくたびに


よかった まだいた


よかった まだいた



まだいた よかった



と所在を確認していた





そんな日々を1ヶ月過ごし
ある日わたしは勇気をだした

父ちゃんにおねだりしたのだ





「あのね おねがいがあるのだけど…

.......

…ほしい犬のぬいぐるみがあるの」



とゆうと父ちゃんは




『なんでも買ってやる』





みくがそんなこと言うのはじめてだから と

家族みんなですぐにダイエーに向かいました








「…この子がほしいの」  と言ったときのむずがゆさを


1000円とゆう大金を使わせてしまった とゆう罪悪感を


わがままを言ってご足労おかけした とゆううしろめたさを



わたしの願いを叶えてくれた とゆうおどろきを


ふわふわのワンちゃんを抱いて帰るときの
あの満たされた感じを



ぷちぷちとわきあがるよろこびを




帰りの車のなかで感じていたごちゃまぜの気持ちを
今も鮮明に思い出せる




とびきりいい名前をつけたくて
考えて考えて考えすぎて
結局今も名前はついていない

名無しのななちゃん と呼んでいる


母が わたしもほしい と言って
かわいい茶色のリスを選んだ
その子は「スーちゃん」と名付けられた








母とわたしは父にぬいぐるみを買ってもらった

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↑名無しちゃん






時間がゆっくりと変えてくれること
時間がしらぬまに気づかせてくれること
時間をかけなくては変わらないこと
泣いてばかりいたっていいこと
自分じゃどうにもならないこと



過去はいいの
それでよかったの
よくないのに それでよかった
嘘みたいによかったことの集まり
決して許してはいけないことも
もういいのだと思っていい
それで大丈夫



そう生きることしかできなかったわたしたち










今は光の流れ
なにがおきてもゆるすうけいれるもう済んだこと
光の水に流す



原因を探す はもう終わり
今この瞬間で完結する
今心にあることがすべて



なにを心にまねきいれるか 自分で選べる








名無しのななちゃんに
そろそろ名前をつけなくちゃ



「ななしちゃん」 でいっか

自由

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毎朝起きて

家中の窓を開けて

猫たちにごはんを食べさせて

仏さまにお茶を淹れてお線香をたてて

めだかにごはんをやって

花瓶のお花たちの水切りをし

お外の草花たちに水をまく






なんてめんどくさい




それがなければその時間を自由に使えるのに






『ニョロニョロたちは
自分たち以外の誰とも関わらず
ひっそりと暮らしています
言葉を話さないし感情をあらわにしない
世間のあらゆるしがらみや絆から自由で
厄介な義務や責任に打ちひしがれることもない
個性も特徴もない
ちがいがないから仲違いもない
だれも愛さないしだれからも愛されることもない

たくさん愛したくさん愛されることに慣れてきたムーミンパパとはおおちがいです
パパはニョロニョロに自分の自由への憧れを投影しました

「かわいそうなニョロニョロたち
その時わたしは入江に座って彼らの事をそれはもう素晴らしく自由な生き物だと思っていた
だけど彼らには言うべきこともないし
行くべきところもないんだ
ニョロニョロたちの自由は何も生み出さず
誰も成長させない不毛で無意味な自由だ
喜ぶことも悲しむこともない
誰かを好きになることも怒ることもない
眠ることも寒さに触れることもない
ヘマをすることも胃が痛くなることもないし
また元気になることもない
誕生日を祝うこともないし
ビールを飲むこともなければ
良心の呵責を感じることもない
めんどくさいことはなにもない
なんて恐ろしい自由だ」 』







もし窓も猫もめだかも草花も
仏さまもなかったら
なんてあじけないのでしょう





窓や猫やめだかや草花や
仏さまに生まれるわたしの感情もなくなってしまう




わたし以外の存在がそばにいてくれることは
なんてありがたい









生きるってめんどくさい

絆ってめんどくさい


めんどくさいことに 心をこめて






愛のない自由はなんてあじけないのでしょう





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